【コロナ禍の一時帰国③】自主隔離の過ごし方

海外生活

前回、前々回と、現地国(ドイツ)出国~日本入国、空港でのPCR検査の実施、検疫所指定の宿泊施設への移動とそこでの過ごし方について記事にしました。

今回は、検疫所指定の宿泊施設での3日間の隔離終了~自主隔離終了までの流れについてご紹介します。

ここに示しているのは、2021年4月26日時点のドイツから日本への一時帰国(羽田から入国)に関する情報です。最新の情報は、厚生労働省のホームページや各国大使館のホームページなどより確認をお願いします。

本ブログに示す内容は、私個人の実体験をベースにしていることをご了承いただいたうえで、これから一時帰国を考えている方の参考としていただけますと嬉しく思います。

3日間の隔離後、再びPCR検査を実施。陰性であれば、入国時に到着した空港に送り戻される

検疫所指定の宿泊施設では、3日間の隔離が行われることになります。3日間のカウント方法については、前々回の記事(【コロナ禍の一時帰国①】現地出国前の手続き等まとめ)をご参照ください。

3日目の朝7時頃、PCR検査のキットが渡されますので、自室でPCR検査を実施します。その後、しばらくすると職員の方が回収に来てくださいます。

この辺の流れは詳しく書かれた紙が手渡されるので、心配ありません。

ここで陰性であれば、宿泊所を出ることができます。
私は羽田空港から入国しましたので、宿泊施設を出たら、羽田空港に戻されることになります。

3日目のスケジュールは以下のようなイメージでした。

7:30~PCR検査
8:00~朝食
12:00~昼食
16:00~羽田空港に向けてバスが出発
17:00羽田空港に到着

家族等に空港まで迎えに来てもらう場合は、当日の到着は早くとも夕方になる旨を連絡しておくとスムーズですね。

なお、空港までの送迎バスは3日目の16時か、4日目の朝10時か選ぶことができます。
滞在2日目に希望書いた紙を提出する機会がありますので、予定に合わせて記入すると良いでしょう。

ちなみに、3日目の16時に希望を出しても、そのバスが定員になってしまった場合、やむなく4日目の10時にされてしまう場合があるとのことでした。

私の場合は希望通り3日目の16時のバスに乗ることができました。

残りの11日の隔離を過ごす自主隔離先に移動する (公共交通機関の使用はNG)

バスが到着するターミナルは?

検疫所指定の宿泊施設を出発した空港送迎バスの到着場所は、羽田空港の第3ターミナルでした。

空港に戻ってきたら、いよいよ最後の移動です。
残りの11日間を過ごす自主隔離先への移動には、公共交通機関を使うことが出来ません。

私は移動のためハイヤーを予約していました。

ハイヤー会社も、一万三千円程度から二万円程度まで値段の差がありますので、よく調べてから予約してください。
ちなみに、私は焦って二万円のハイヤーを予約してしまいました…。契約後に気が付いたのでキャンセルできず、悔しい思いをしました。

予約したハイヤーへ連絡するタイミング

検疫所指定の宿泊施設にて、バスの準備が整ったとの連絡を受けてすぐに、ハイヤー会社に電話をし、約1時間後に羽田空港に到着する旨を伝えました。そのため、空港についてから待ち時間なくハイヤーに乗り込むことができました。

なお、バスの到着もハイヤー乗り場も第3ターミナルの1階ですが、バスの到着場所からハイヤー乗り場に行くためには、一旦2階に上がり、再び降りなければなりません。もちろんエレベーターを使えるので問題ありませんが、荷物が多い方はカートを使用すると一層快適かもしれません。

11日間の残りの隔離期間を過ごす

自分で確保した隔離先にて、残りの11日間を過ごします。

ご家族の家に宿泊される方であれば、食事の心配はいらないことでしょう。
しかし、私の場合はマンスリーマンションを借りたので、日々の食事は自分で用意しなければなりません。

隔離期間中はスーパーに行っても良い?

スーパー等の最低限の買い物や健康維持のための散歩等は認められています

私は夜間の人通りの少ない時間帯にて、買い物をするようにしました。
買い物の際は、マスク装着や消毒液の使用、ソーシャルディスタンスの確保等の対策はもちろん、素早く必要なものを買うこと、数日分をまとめて購入することなどを心がけました。

アプリでの報告とWEB上の健康チェック

日本入国の際、「OEL(OVERSEAS ENTRANTS LOCATOR)」というアプリのインストールを求められます。

このアプリは、隔離期間中の位置情報を常にONにしておかなければなりません(空港で設定を教えてもらえますので、自分で設定を変更する必要はありません)。

隔離期間中、1日に2回ほど、このアプリから現在地を共有するよう通知が届きます。
その際に「現在地を知らせる」ボタンを押して自分の現在地を共有するだけです。

1日2回の通知は、毎回ランダムな時間に届きます。しかし、早朝や夜中に通知がくることはなかったので、携帯の音を出したまままにしておいても睡眠が妨げられることはありませんでした。

自主隔離中のおすすめの過ごし方

ひとりで自主隔離を過ごすと、時間が余ってしまうのではないか…と心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私が実際に自主隔離中に行っていた、おすすめの過ごし方をご紹介します。

  • 室内で出来るエクササイズをする
  • フリーランス用のプラットフォームを活用し、仕事をする
  • 動画配信サービスでドラマや映画を見る
  • 語学の勉強をする
  • 家族や友人と電話でおしゃべりする(SNSの活用もおすすめ)

動画配信サービスについて、私はドイツでネットフリックスのアカウントを持っています。
ドイツでそのアカウントにログインした際は、視聴できる日本のコンテンツは非常に限られていました。

しかし、動画配信サービスはIPアドレスの判別によってどこからログインしているのかがわかるようになっているため、日本からログインすると、日本のコンテンツがたくさん見られるようになるのです。

ドイツでは見られなかった懐かしいドラマを見つけ、一気に見てしまいました。

さいごに

コロナ禍の一時帰国について、私の体験談を書いてきました。

コロナウィルスの感染状況によって、入国や出国のルールは常に変化しておりますので、渡航の際はくれぐれも政府ホームページを確認し、最新の情報に従ってください。

コロナ禍の一時帰国に関する情報が溢れ、自ら整理することにも時間がかかってしまう昨今です。
さらに、細かなスケジュールや、実際に体験したからこそわかる些細な困りごとなどを知れる機会は限定的です。

あくまでも個人の体験という点を踏まえていただきつつも、一時帰国を検討する方のご参考としていただけますと幸いです。

Be yourself, be happy!
Anna

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