硬水に負けないヘアケアinドイツ

ドイツ美容

以前、硬水に負けないスキンケアを記事にしました。硬水は、お肌だけでなく髪の毛にとってもダメージを与える厄介者です。試行錯誤を繰り返し、やっと日本にいた頃のような指通りの髪に戻り、それがキープできるようになりましたので、お気に入りのケア商品も含め、硬水地域でのヘアケアを書き記します。

なぜ硬水が髪の毛にダメージを与えるの?

そもそも、なぜ硬水が髪の毛に悪影響を与えるのでしょうか。

おおまかに言うと、水に含まれるミネラル分の量によって、軟水か硬水かが決まります。
軟水に比べて、ミネラル分が多く含まれている水が「硬水」と呼ばれています。
日本は軟水で、ドイツは硬水です。私の住んでいるエリアは、その中でも特にミネラル含有率が高く「超硬水」に分類されるエリアです(泣

硬水に含まれるミネラルが、髪や肌のたんぱく質や、ボディソープやシャンプー等の洗浄成分に反応し、洗い流しにくくなって皮膚に残ってしまったり、毛穴を詰まらせたりして乾燥を引き起こしたり櫛通りを悪くするなどして、肌や髪のトラブルの原因となります。

軟水の日本で生活していた人が、ヨーロッパに来ると肌や髪にトラブルが起きるのは硬水のせいであることが多いようです。

硬水に負けないヘアケア

「水」が原因ということで、「水」そのものを軟水に変える商品として、日本からシャワーヘッドを購入して付け替える人もいるようですが、そこそこお値段が張るうえ、購入したシャワーヘッドが確実にドイツの自宅のシャワーに当てはまる保証もありません。そのうえ、フィルターの交換等もあるため、面倒くさがりな私には向かないと判断しました。

そこで、私は現地のヘアケア商品を使ってできる硬水対策のヘアケアを実践することにしました。

肌にはふきとり化粧水、髪には…?

以前ブログでも記事にしましたが、カルキや肌に残った余分な洗浄成分をふき取るため、顏を洗ったりメイクを落とした後にはふき取り化粧水を使っています。
このステップを踏むようになってから、肌の調子が格段に良くなりました。
そこで、ふと思ったのです。「髪は洗ったあと、そのままでいいのか?」と…。

そんな時に見つけた、「トリートメントスプレー」。
日本ではあまり見かけないタイプのトリートメントで、洗髪後、ドライヤー前に吹きかける、ウォーターベースの洗い流さないトリートメントです。
日本でもウォーターベースのスプレーを見かけることはありますが、寝ぐせ直しを目的にした商品が多いように思います。

購入してしばらくは「濡れた髪に、更にウォーターベースのトリートメントをつける(=更にべしゃべしゃになる)」に慣れなかったのですが、使い始めて1か月経つ頃には、明らかな違いを感じるようになりました。劇的な効果を短期間で感じることはできないけれど、使うと使わないとでは、私の髪では雲泥の差が生まれます!

私はSchwarzkopfのスプレートリートメントを使っています。色々な種類が出ていて、ドラッグストアで2€ほどで手に入り、2か月ほど持つのでコスパも良好です。
Schwarzkopfのスプレートリートメント もいろんな種類があって迷ってしまいますが、今のところ試した3種類についていえば、補修力は、黒パッケージ≧ピンクパッケージ>透明パッケージという感じです。
香りの強さも同様に 黒パッケージ≧ピンクパッケージ>透明パッケージ の順です。

オイルトリートメントで乾燥対策

ウォーターベースのトリートメントスプレーは、硬水によるダメージを軽減させるのに役立っていると思いますが、ケアや補修という点ではまだ不十分です。

そこで、私はウォーターベースのトリートメントスプレーをした後、ドライヤーを使用する前に、更にオイルトリートメントを使うようにしています。
ヘアオイルは、オーガニックのアルガンオイルを使ったり、ロレアルパリのオイルを使ったり、気分で分けています。「このオイルじゃなきゃ!」というものにまだ巡り合えていないので、オイルはまだまだ色々なものを試してみたいです。

ちなみに、外出前にもヘアオイルを少し馴染ませ、日中の乾燥を防止しています。アルガンオイルやココナッツオイルは、軽い日焼け止め効果もあるので髪のUV対策にもおすすめです。

洗髪の頻度を少なめにしてみる

日本にいた頃は毎日シャワーを浴びて洗髪していました。
しかしドイツに来てからは、とにかく硬水によるダメージが気になっていたため、物理的に髪が水にさらされる回数を減らすべく、洗髪頻度を見直すことにしました。
洗髪を2日に1回にして様子をみてみたところ、髪の調子がだんだんよくなってきました。
ちなみに私が使っているシャンプーとリンス、洗い流さないトリートメント(ヘアマスク)はこちらです。

シャンプーとリンスはドイツに来てからいくつか試しましたが、その中でもJOHN FRIEDAのものがしっとりして洗いあがりも良くておすすめです。
洗い流すトリートメント(ヘアマスク)は、こちらも Schwarzkopfのもの。 Schwarzkopfの 洗い流すトリートメントも何種類か試しましたが、一番のお気に入りはこのピンクのパッケージの「VERFÜHRERISCH LANG」です。重くなりすぎず、しっとりかつさらさらに仕上げてくれます。

ヘアマスクは、日本にいた頃はスペシャルケアとして週1回か2週間に1回ほどしか使っていませんでしたが、今は洗髪時はほぼ毎回使うようにしています。

洗髪をしていない2日目の髪は、その時によって少し頭皮がべたついているように感じられる場合があります。そんな時は、スプレータイプのドライシャンプーを愛用しています。

ドライシャンプーのおすすめ

黒髪の人はドライシャンプー使用後は念入りになじませてください。
油断すると、スプレーした部分が粉を吹きかけたように白く目立ったままになってしまいます。
ドライシャンプーもいくつかの商品を試しましたが、 おすすめはCOLABのドライシャンプーです。
COLABのドライシャンプーはその謳い文句通り、白っぽくならないのが最大の特徴です。
香りもしつこくなく、おすすめです。他にも香りの種類があるので、今度は別の香りを購入してみようと思います。

硬水に負けないヘアケアまとめ

渡独後、硬水のダメージに悩まされていたころは、なんだかゴワゴワ、ギシギシしていた私の髪でしたが、 これらのヘアケアを実践してから、髪が日本にいた頃のように柔らかく、軽くなりました。
まとめると、私が現在実施しているケア方法としては以下の4点です。

①ウォーターベーストリートメントでカルキ除去
②オイルトリートメントで補修&外出前のUVケア
③洗髪回数を減らし、ドライシャンプーを使う
④ヘアマスクの使用頻度を上げる

洗髪回数等はライフスタイルにもよりますし、好みがあると思いますが、とにかく一番おすすめのケアは、ウオータータイプのトリートメントを使用することです。
ドイツのドラッグストアには必ず置いていると思うので、是非試してみてください。


それでは

Be yourself, be happy!!

By Anna

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